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腎臓疾患によって人工透析を導入された方は始めの頃は合併症に関してほとんど無関心ですが、次第に月日が経つにつれ気になってきます。
「痒み/頭痛」は良く知られていると思いますが、一番怖いのは薬治療を用いても治らない合併症です。
動脈の内側にカルシウムがたまって動脈硬化を引き起こし脳腫血/狭心症/下肢の動脈がつまり「しびれ/痛み」やがて歩行困難になります。
カルシウムの代謝異常は又、汗腺の衰え、透析が長期に渡ると透析アミロイドーシスと呼ばれる重大な症状が現れこのアミロイドが重要な臓器に沈着すると命に関わります。
これらは原因不明で現代の医学では治療法がありません。透析しているからと大丈夫と考えていると取り返しのつかない事にも成り得ます。
このような透析治療によって手遅れになり亡くなっているレシピエントは年間4,000人にも及んでいる現実も覚えておいてください。

でも最後まで望みは捨てないでくださいねっ!
そして絶対に諦めたりしないでください!

血液透析のための時間は、週2〜3回/1回辺り4〜5時間を要するため患者の通学、通勤などの社会生活や家庭生活へ大きな影響があります。
腹膜透析では感染の危険性や入浴が困難などの問題があります。

尚、現在の人工腎臓では身体に不可欠な成分の流出や本来の腎臓が持つ造血/骨代謝などの機能までは補えないため、特に成長期の患者では身体の生育が妨げられるなどの問題点もあり腎不全に対する根治療法とは言えません。

各、治療/透析にメリット&デメリットがある為 ご自分の担当医&家族の方と相談し御自身の身体と生活環境に合った透析方法を検討した方が良いでしょう…

血液透析 / 腹膜透析

【血液透析】
血液を浄化する装置をダイアライザー(人工腎臓)と言い、血液を体外循環させダイアライザーで浄化した血液を体内へ戻します。

ダイアライザーを流れる血流量は、その患者や状態に合わせて調節されます。透析を有効に行うには通常、毎分100〜300mlの流量を保つ必要があり、このように大量の血液をダイアライザーに流すには患者の動脈側から血液を体外へ導き(脱血)、浄化された血液を性脈側へ返す(返血)ためシャントという血流量の多い血管を手術し人工的に作らなければなりません。

普通は利き腕ではない方の手首、又は腕に作られ1週間程で抜糸し透析に備えます。手術後、1〜2週間くらいで静脈への血流が充分大きくなったら動脈と静脈に針を刺し透析を開始します。

※患者の状態が急変し緊急を要した透析の場合は鎖骨下静脈(胸の辺り)や太腿静脈(ふとももの辺り)にカテーテルを挿入する留置カテーテル法、動脈に直接穿刺する直接穿刺法などがあります。

透析回路・透析液・逆浸透圧装置
透析液は毎分500ml程度の流量が必要です。
そのために大量に透析液を流す装置が用いられます。また、透析液は原液を水道水で薄めて使用しますが、水道水に含まれる不純物を取り除くために逆浸透圧装置(水道水を純化し、精製水を作る)という装置が取り付けられています。

抗凝固薬
血液透析は体外へ血液を導き、再び返血する体外循環を形成するために血液凝固を防ぐヘパリンを始めとする抗凝固薬が必須となります。

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【腹膜透析】
人工膜の変わりに生体膜である腹膜を利用した透析で溶質や水分を移動させる半透明膜となります。この生体膜は血液透析用の人工膜に比べかなり大きなサイズの物質までろ過されてしまう性質があるため、身体に必要な蛋白質までもが漏出してしまうというデメリットがあります。

腹膜透析の方法は…
まず準備として腹部正中線上、臍下に小切開し永続的に腹膜カテーテルを挿入、固定し留置し、そのご無菌的に回路をカテーテルに接続して、透析液(腹膜灌流液)を腹腔に注入し一定時間(6〜8時間)留置し溶質、水分が移動した後に腹腔から排泄します。

この透析液の出し入れは、一定期間の訓練で清潔操作や消毒の仕方等を患者本人又は、家族が習得した後に自分たちで行う事が可能となります。
現在は透析液を6〜8時間ごとに1日3〜4回 毎日連続して交換して透析する持続外来腹膜透析(CAPD)が多く行われています。

しかし、腹膜透析はその実施が簡単で自宅で出来る利点がある反面、腹膜の感染(腹膜炎)を起しやすいという重大な欠点があります。
※腹膜炎は腹痛/発熱などの全身症状で出現し緊急の入院治療が必要となります。

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