腎移植について1 / 腎移植について2 / TOP
【まず始めに】
一般的にレシピエントは腎臓移植をすれば100%元の健康な状態に戻り何でも自由にできるかのように認識されていますが、常にデーター管理の下に成り立っているのが現状なのです。
主治医の指示通りの生活をすれば結果的には正着率は高くそれを怠れば当然のごとく腎臓の寿命は短く透析に逆戻りで、移植された臓器は永久的なものではありません。

臓器を提供してくれたドナーと、あなたの家族…
あなたは一人で生きているのじゃないという事を忘れないでください
…そして移植したからと言っても安心しないでください…


※レシピエント…移植者

【レシピエント選択基準】



前提条件
☆ABO式血液型の一致
☆対抗反応 (陰性)
優先順位 以下4項目を点数化し合計点数が多い順
☆提供施設と移植施設の所在地
☆HLA型のミスマッチ数の少なさ
☆待機日数
☆小児待機患者 (16歳未満加点)

血液型の一致とリンパ球直接交叉試験が陰性であることを前提に腎臓提供施設と移植実施施設の所在地(同一都道府県内/同一ブロック内)/HLA型のミスマッチ数/待機日数/小児(16歳未満)を点数化し、この合計点数が多い順となります。
これらの条件が同一の移植居某社が複数存在した場合には臓器搬送に要する時間、医学的条件が考慮されます。

…HLAとは…
HLAは白血球の型で、両親から遺伝的に受け継いでいて数多くのタイプがありますが、特に移植に関与するのは…
HLA-A(27種類)/HLA-B(57種類)/HLA-DR(21種類)
で一人の人がそれぞれに2つずつ合計6種類のタイプを持っています。
例えば、両親がHLAのA/B/DRのひとつずつを1組として合計で2組のHLAを持っていると、その子供は父親の1組と母親の1組を受け継ぐため4通りの組み合わせができます。
つまり兄弟姉妹の間では4分の1の確立で同じHLAタイプを持ちます。これが他人になると10,000人に1人/日本人では50人から1,000人に1人しかいないと言われています。
HLAをもっと詳しく知りたい方はコチラをクリック


腎不全に対する唯一の根治療法が腎臓移植です。
1人の身体には2個の腎臓があり、健康な腎臓は1個だけでも通常の1人分の腎機能を果たす力があることは知られています。

腎臓移植は、腎不全の患者に健康な第三の腎臓を移植してより生理的な腎機能を与えるもので腎臓移植の技術としては、提供された腎臓が移植患者の体の中で拒否反応を起さないように赤血球や白血球の型(HLA型)を検査して適合する患者を選定するほか、最新の免疫制御剤を使用するなどの方法が採られています。

【腎移植】
生体腎移植 血縁生存者からの腎臓の提供を受けること
死体腎移植 第三者の死体から提供を受けること

移植の方法としては上記の2つがあります。
  • 患者の親/兄弟など肉親の1人から、その生存中に片方の腎臓をもらって移植を行う生体移植
  • 健康な腎臓を持った方が急病や事故で死亡された時に(生前に書面により脳死判定を受け、脳死の状態で臓器提供をする意思を表示していた場合を含む)ご遺族の同意を得たうえで、その腎臓の提供を受け腎不全患者に移植する死体腎移植

生体腎臓移植では患者の血縁者(多くは両親、又は兄弟)から腎臓を提供する人を見出さなくてはなりません。
死体腎臓移植は移植を行っている病院に登録を行い、その病院で腎移植ネットワークに登録して腎臓の提供者を待機します。

手術が順調に行われ腎移植が行われた後で問題なのが拒否反応です。
拒否反応は移植後3ヶ月以内に起こる急性拒否反応と3ヶ月以降に徐々に起こる慢性拒否反応の2種類があります。
これらの拒否反応を制御する薬剤は日々良くなり腎移植の生着率は少しづつ向上しています。1年目の生着率は生体腎移植で90%死体腎移植で80%ほどです…
しかし、慢性の拒否反応の原因がいまだに解明されておらず、それに対しての有効な治療方法がないという大きな問題が残されています。
Gurimu -+- Eternity -+-




たっちゃん大好き

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送