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【腎臓/膵臓/骨髄移植でよく聞く「HLA」について】
HLAは人の白血球の型で体内に侵入した異物を認識して排除する目印になる。
血液の成分には赤血球と白血球があります。
良く知られているABO式血液型は、赤血球のタイプを表すものですがHLAは人の白血球のタイプを粟ラスもので、色々な組織の細胞にも存在します。
またHLAは指紋のように一人一人違った型を持っているため、その違いを認識して体内に侵入した異物(ウィルスや細菌)を排除します。早期移植でも自分の臓器ではないものが体内に入るため、それを異物として認識し排除しようとします。
この時に起こる発熱/血圧の上昇/移植臓器膨大などの拒絶反応を抑えるためにはドナーレシピエントのHLAの型を合わせる事がもっとも重要となるのです(腎臓/脾臓移植の場合)。骨髄移植の場合は更に厳しい適合が必要とされます。


【HLAが全て一致しないと移植は無理なのか】
優れた免疫制御剤があるので必ずしも全て一致しなくても移植は可能。
ドナーとレシピエントのHLAが完全に一致していれば拒絶反応はほとんどなく、移植された臓器も順調に機能します。
しかし、HLAが必ずしも全て一致していない場合でも細菌は優れた免疫制御剤が開発されているので臓器は拒絶されにくくなりましたので移植は可能ですが、HLAの一致数が少なければ少ないほど移植後の予後は悪くなってきます。


【HLAが一致する人は多いか】
兄弟姉妹間では4分の1/他人だと1万人分の1の確立
HLAは両親から遺伝的に受けついているもので数多くのタイプが知られています。その中でも特に移植に関与するのはHLA/B(57種類)・HLA/DR(21種類)で一人の人がそれぞれについて2つづつ合計6種類のタイプを持っています。
例えば、両親がHLAのA/B/DRの1つずつを1組として合計で2組のHLAを持っていると、その子供は父親の1組と母親の1組を遺伝的に受け継ぐため4通りの組み合わせができます。
つまり、兄弟姉妹間では4分の1の確立で同じHLAタイプを持つことになり、他人になるとその組み合わせは膨大で10,000人に1人/日本人では50人から1,000人に1人しかいないことになりHLAのタイプが合う人を見つけることは大変、困難な事なのです。
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